自宅での生活
「やっぱり家がええわぁ」
宇治本 彩
2025年4月19日
看護師の宇治本です。
訪問看護師として訪問看護リハビリステーションたもつに入職して早いものの2年が経ちました。
今回は入職当初から担当させていただいているAさんについてお話したいと思います。Aさんは8〇歳です。主な訪問内容は体調確認や内服支援を行っていました。Aさんは複数の診療科にかかっておられ、内服されているお薬が沢山ありました。内服はお薬カレンダーに朝昼夕と1週間分セットさせていただくとご自身で内服していただくことができていました。Aさんの日課は数年前に亡くなられた奥さんのお墓参りに毎日徒歩で行かれることでした。ただここ数か月は体力の低下もありほとんど行けなくなってはおられました。そのころ腎臓機能の低下があり末期腎不全への移行される可能性が高まりステロイド治療で数日間入院されました。退院後は高齢であることからも治療による副作用が強く出てしまわれ、筋力低下や認知機能の低下がありました。その為、今までとは違いお一人で食事や内服ができず。失禁もされるようになりました。Aさんは息子さんと娘さんの二人のお子さんがおられます。
息子さんとは同居されていますが日中はお一人で過ごされる時間が長く、今までのように自宅で過ごすことは難しくなりましたが、Aさんは「元気で自宅で米寿を迎えたい。」とご自宅で過ごすことをとても強く希望されました。ご本人の希望を叶えたいと思い、ご家族、ケアマネジャーさんと相談し、ご家族の協力のもと、ヘルパーさんの支援を増やし、看護師も毎日1日2回訪問しました。ですがその後予測されていない不随意運動や腰痛など突然原因不明の症状の出現がありました。何度か病院受診や救急搬送が繰り返されました。そのたびにAさんは「入院は絶対にしたくない」と入院を拒否され受診後は自宅へ帰ってこられました。Aさんの状態が不安定なこともあり、ご家族も今まで通りの生活ができず負担も増え疲労が伺えました。Aさんの状態も改善に向かわず制度上、看護師訪問も毎日できなくなるため、介護保険の区分変更申請や在宅サービスの再調整を行い、その間に体力、筋力を向上させて在宅復帰を目指す目的で老人保健施設へ1か月入所されることを勧められAさんも同意され入所されました。
その後Aさんはデイ―サービスやショートステイを利用されながら引き続きご自宅での生活が再開することが出来ました。Aさんを訪問すると「やっぱり家がええわぁ」と住み慣れたご自宅でご自分のペースで過ごされています。今回体調が悪くなりAさんの希望を伺い、在宅生活を続けることにこだわるばかりに、Aさんもご家族も一時は辛い在宅生活になったと思います。今後持病の事もあります。普段からAさんとその時のお気持ちやご希望を伺い、ご家族やケアマネジャーさんとも相談しながら、Aさんが少しでも長く安心してご自宅で生活できるように支援していきたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、ご利用者さんの希望を叶えられるよう、生活、健康、笑顔(生きがい)の視点から、地域の支援者と共にサービスを提供しています。
訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保
宇治本 彩
看護師
看護師長
摂食・嚥下障害看護認定看護師
利用者さんご家族さんが住み慣れたご自宅で安心して過ごせる事を考えて看護を提供する事を心がけています。
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