最期の時間
「最期まで自宅で」
平田 和幸
2024年12月12日
訪問看護リハビリステーションたもつ 管理者の平田です。
最近は朝の冷え込みがより一層厳しく、いよいよ本格的に冬がやって来たと感じる毎日です。さてここ最近、訪問看護に携わっていて感じることは自宅で最期を迎えたいと希望される利用者、その家族の方が増えて来ていることです。
特にこの数年で病院から在宅へという移行の流れもあり在宅診療、訪問看護、訪問薬局、訪問介護、訪問入浴、ケアマネジャーなど各職種が利用者さんと関わる機会がこれまで以上に増えたと思います。その経験がケアの質の向上、在宅チームとしてのメンバーシップが向上し、多職種協働ができているからだと感じます。つまり在宅サービスが充実し受け入れ体制が整ってきたからこそ、このような傾向に繋がっているものと思います。
今回は在宅見取りを前提に自宅へ退院された80代女性のA氏についてお話しします。A氏は肺炎加療が軽快し退院されました。余命は数週間と医師より説明がありました。A氏は〇〇症があり自己決定は困難な状態です。
もともと食事の飲み込みが悪く肺炎を何度も繰り返しておられました。食べる事が好きなA氏だったようですが、病院からは経口摂取は肺炎再発可能性が高く、命に関わるとの事で自宅では口から物を摂ることを少なくする方針となりました。その代わりに点滴を実施する事になりました。
家族さんは『お母さん、点滴してまで生きたいかな?』と自分の判断が正しいのかジレンマを感じておられました。『今は意識もあるし、手足も動かせてるし、このまま何もしない方が後悔しそうで』と私も同感である事と、『どの選択も正しいと思います』と家族さんに伝えました。家族さんの退院前からの思いとしては、『とにかく、母が苦しまずに最期まで自宅で過ごせたら、それで良いんです。できれば年は越せたらいいんですけどね』と、この言葉を目標に現在、看護師は毎日訪問させて頂いています。
先日はA氏の好きな足浴を家族さんと実施しました。家族さんより『母は部屋から庭を眺めるのが好きやったんです』と教えて下さり、今後体調が良ければ庭を眺めながら足浴を実施する計画を立てています。また、近日訪問入浴も導入予定です。
残り余命僅かなA氏が穏やかに最期を迎える事が出来ること、また家族さんの思いを反映できるよう、多職種協働で24時間体制で関わって行きます。

訪問看護リハビリステーションたもつは、機能強化型訪問看護ステーションⅡに指定されています。機能強化型訪問看護ステーションⅡは、ターミナルケアの実施等の受入れを積極的におこなう手厚い体制を評価するものです。京都でも数少ない訪問看護ステーションです。
訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保
平田 和幸
看護師
統括所長補佐
管理者(京田辺)
利用者さんとそのご家族がご自宅で安心して過ごしていただけるように、常日頃から些細な変化にも気付けるように丁寧に関わらせて頂いています。
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