認知症 家族 看護
認知症看護認定看護師
白石 朱美
2025年5月2日
自転車での訪問看護も心地よい風を感じることができる季節になってきました。 休みの日はお気に入りのクロスバイクを漕いで、カフェ巡りをすることが趣味の認知症看護認定看護師の白石です。
今日は、以前ステーション日誌でもご紹介した、レビー小体型認知症の男性利用者様のお話をしたいと思います。この利用者さんは、認知症を患いながらも、認知症介護の経験がある奥様と共に暮らしていました。しかし、奥様も持病を抱えており、年齢とともに介護が難しくなっていきました。次第に、ご本人が夜間に一人で外出してしまうことも見られるようになりました。
奥さんは、愛情深くご本人を支えようと、ご自身の睡眠時間を削り、趣味や友人との外出も控えながら、在宅介護を続けておられました。それは、ご本人の「できるだけ自宅で暮らしたい」という希望を叶えるためであり、同時に奥様自身の願いでもあったのだと思います。
しかし、ある時から奥様の様子に変化が見られました。介護の疲れから、ご本人に苛立ちを向ける場面が増えてきたのです。
私は訪問時に、「私はご本人の支援のために来ているが、奥様の身体と心の健康も守りたいと思っている」「愛情深く介護に取り組まれてきたことを知っているからこそ、どんな決断をされても私は奥様を支持する」と、繰り返しお伝えしていました。 それは、気丈に介護に取り組んできた奥様が少ない言葉数ながらも、身体や心の不調のサインを出され、在宅での介護と施設入所の狭間で葛藤していたことが伝わっていたからです。
その後、数か月かけて奥様は、認知症専門病院への入院を決断し、さらに施設入所への道を選ばれました。ご本人の入院後、奥様は「今はすっかり健康です。でも、あの時自分の不調から入院を決断してしまったことに、少し罪悪感を感じています」と話してくれました。 しかし、私はそのように感じられるのも、奥様が心身の健康を取り戻し、再びご本人と「お互いを大切に思い合える関係」を築き直せたからだと思っています。約1年間の関わりでしたが、離れていてもお互いを思い合える関係を築けたことは、とても良かったのではないかと感じています。
私たち看護師は、ときに「利用者さん自身の加齢によってできることが少なくなった」という場面に出会います。しかし、それは家族も同じです。 人は皆、老いていきます。家族介護者もまた、年齢とともに筋力や体力が低下し、長年の介護の中で負担を感じるようになることもあります。私は、利用者さんだけでなく、ご家族さんの「介護への思い」にもしっかり耳を傾けながら、双方に寄り添える看護を続けていきたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつ(京田辺)では、訪問看護の対象を利用者さんとその家族として支援体制を構築しています。白石 朱美は、訪問看護分野では、数少ない認知症看護認定看護師です。認知症でお悩みの支援者・ご家族に対してスムーズに質の良い看護・支援が提供できるようにしています。
訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションであると自負しています。
2025年6月以降の看護師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保
白石 朱美
看護師
認知症看護認定看護師
利用者さまに笑顔を届けられるように関わります。地域で生活されるご本人と家族様の思いを大切にしながら看護を提供いたします。
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