終末期看護
ご自宅での最期を支える訪問看護
もちづき(り)
雨の日が続いていますが、少しずつ秋らしい季節になってきましたね。
食欲の秋という言葉の通り、これからいろいろなものがおいしくなる時期なので、楽しみにしています。
今回は、私が担当させていただいた終末期の利用者さんとの関わりについて振り返りたいと思います。
その利用者さんは末期癌で、まだ年齢も若く、お子さんがいらっしゃいました。ご本人と奥様の「できる限り自宅で過ごしたい」という希望もあり、ご自宅へ戻ってこられていました。これまで、若い年代の終末期の利用者さんや、小さなお子さんがいるご家族と関わる機会があまり多くなかったため、ご本人へのケアだけでなく、奥様への支援、そしてお子さんへの関わりについても、日々たくさん考えることがありました。
特に、まだ若いご夫婦だったこともあり、「できることはできる限り自分たちでしたい」という思いが強くありました。その思いを大切にしながら、医療者としてどこまで支援することができるのか、どのような関わりがご家族にとって良いのか、悩みながら訪問することもありました。
その中で、カンファレンスを通して、ご本人・ご家族が望んでいることや、ご家族自身が考えて決めたことを尊重し、その選択を支えていくことが大切なのだと改めて感じました。「こうした方がいい」と医療者側から答えを示すのではなく、ご本人やご家族の思いを聞き、その思いを実現できるように支援する。そして、必要な時にはいつでも医療者が支えることができるという安心感を持ってもらう。そのことを意識して関わるようになりました。
また、お子さんへの支援についても何かできることはないかと考え、試行錯誤しました。訪問時間の都合などから、実際にお子さんと直接関わる機会はなかなか持てず、その点は心残りでもありました。しかし、いつでも何かできるように準備していたことで、最後にご家族が手形を取った色紙を作成される際、そのお手伝いをすることができました。ご家族にとって、最後の大切な思い出の一つを残すお手伝いができたことを嬉しく思いました。
最期は苦痛もある状態でしたが、ご家族に見守られながら最期の時間を過ごされました。
その後、遺族訪問にも伺わせていただきました。その際には、ご家族から思い出の写真を見せていただき、改めて本当に素敵なご家族だったのだと感じました。最後までご夫婦それぞれが自分たちの意思を持ち、お互いを思いやりながら過ごされていた姿が、とても印象に残っています。このご家族に出会い、最期の時間に関わらせていただけたことを、私自身とてもありがたく感じています。
終末期の方への関わりでは、看取りを終えた後も「もっとこうした方が良かったのではないか」「あの時、別の関わりができたのではないか」と振り返ることがたくさんあります。
今回の関わりを通して、正解が一つではない終末期のケアだからこそ、ご本人とご家族の思いを丁寧に聞き、その時々でできることを一緒に考えていくことが大切なのだと学びました。また、今回の経験から、小さなお子さんがいるご家族への支援についても、今後さらに学び、考えていきたいと思っています。
たくさん考える機会を与えてくださった利用者さんとご家族に感謝し、この経験をこれから出会う利用者さんやご家族への支援に活かしていけるようになりたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、その時々で最善の選択ができるよう一緒に考え、最後まで安心できるあたたかいケアをお届けします。
訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区・南区を中心に、訪問看護リハビリステーション山科では、伏見醍醐地域、山科区を中心に訪問させてい頂いております。訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。
あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
2026年11月以降の看護師・言語聴覚士・看護師・療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保
もちづき(り)
看護師
教育担当(看護師)
利用者さんに寄り添い安心して生活できる環境を整えられるように心がけて訪問させていただいています。
一覧にもどる

