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ACP(人生会議)

家族の話し合い

楠木 祐子

2025年4月7日

看護師の楠木です。冬の寒さは厳しかったですが、その分だけ春の息吹を肌で感じ、喜びを噛み締めています。ただし紫外線の脅威も迫ってきているため、美肌を目指して気を引き締めようと思います。

   今回はご自宅で最期まで過ごすことを選択された利用者さん2人について、支援させていただいたことをお話しします。

   Aさんは飲み込みの力が落ちてきており、肺炎にて入院されていました。口からの食事は危険性が高く、経管栄養というという選択肢は以前からご本人は希望されていなかったため、ご家族の元で最期まで過ごすこととしてご自宅に退院されました。訪問診療を受け、看護師が1日1〜2回訪問してご家族と共にケアや処置を行いました。お風呂好きで、訪問入浴やご家族や看護師とで行なった足浴や清拭の時にはとても穏やかな表情をされていました。そしてご家族や愛猫との賑やかな団欒の時間をたっぷりと過ごされていました。

   Bさんはがんを患っており食事量が少なくなってきていました。Bさんも以前より手術や点滴は希望されておらず、ご家族と住むご自宅にて訪問診療を受け、馴染みのデイサービス、療法士のリハビリ、看護師訪問を利用していました。ご本人の状態に応じてご家族と共にシャワー浴や清拭・足浴・洗髪を行い、いつも「さっぱりしたわー。」と笑顔で言ってくださいました。ご家族との団欒の時間や支援者の訪問時に、とても生き生きとした表情をされ会話を楽しんでおられたのが印象的でした。

 お二人の支援をさせていただいて実感したのは、ご本人がどう在りたいかということを以前よりご家族内で話し合っておられたことの大切さです。ご家族は悩まれながらも、それを頼りに治療や支援の選択をされていました。ACP(人生会議)・意思決定支援の重要性が近年浸透してきていますが、ご本人・ご家族の精神的な負担やタイミングの難しさから、敷居が高く感じることもあるかもしれません。しかし、日常会話の些細な一言であっても、ご本人の意思を確認することは、ご本人の生き生きとした時間を望むご家族や支援者にとって道標になるものだと思います。私も日々の訪問の中で何でも話していただけるような信頼関係が築けるように、これからも精進したいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、ACP(人生会議)をより身近なものにするように活動・支援しています。

訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。

統括所長 西谷 保

楠木 祐子

  • 看護師

    笑顔で利用者さん・ご家族とお話をして、住み慣れたお家で安心に生き生きと生活するための看護ができるように努めています。

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