笑って過ごせる時間
病気ではなく、その人に寄り添う
ながつじ
2026年8月31日
お久しぶりです。理学療法士の長辻です。 8月も終わりだというのに、まだまだ厳しい暑さが続いていますね。皆様、引き続きこまめな水分補給を行い、熱中症には十分お気をつけください。
さて、今回はご自宅で最期を迎えられた、Aさんとご家族の話をお伝えさせてください。
Aさんは血液の癌を患っており、2年ほど前から当ステーションをご利用されていました。一時は積極的な治療も行われていましたが、治療による身体への負担よりも、「ご家族と笑って過ごせる時間を増やしたい」という選択をされました。時々、体調を崩されることもありましたが、持ち前の回復力で何度も元気を取りもどされてきたAさん。今年4月頃から少しずつ筋力低下が見られたため、私もリハビリ担当として訪問させていただくことになりました。
訪問すると、Aさんはもちろんご家族も皆様いつも明るい笑顔で出迎えてくださいました。
「家族と外出したり、外食を楽しんだりする生活を続けたい」
ご本人とご家族のそんな温かい希望を叶えるため、筋力維持や動作のアドバイスを中心にリハビリをスタートしました。
元々はあまり運動が得意ではなかったというAさんですが、リハビリには毎回とても一生懸命取り組んでくださいました。
その姿を見た奥様が、「この人、こんなに頑張る人やったんやねぇ」と嬉しそうに笑顔で話されていたのが、今でも強く心に残っています。
時間が経つにつれ、病状は徐々に進行していきました。医師からは突然死の可能性についても説明があり、ご本人・ご家族ともに大きな不安や戸惑いがあったことと思います。それでも、当ステーションの看護師や往診医による丁寧な関わりの中で不安を一つひとつ解消され、「最期まで自宅で過ごしたい」という想いを改めて固められました。
病状が進む中でも、リハビリの時にはいつもと変わらず明るく接してくださいました。「しっかり歩けるように」「自分のことは自分でできるように」と、変わらずに前を向いておられる姿は、私にとっても大きな勇気となりました。
先日、お見送りを終えたご家族とお話しする機会がありました。 奥様はこれまでを振り返り、「娘や家族に助けられながら、最後まで介護をやり切ることができました」と話してくださいました。 また、娘様からも「最期まで家にいられて、本人の希望通りの形になって本当に良かったです。看護師さんや療法士さんとの会話が、本人の一番のストレス発散になっていました」と温かいお言葉をいただきました。
Aさんが最期まで自分らしく、笑顔でご家族の傍にいることができたこと。ご家族がその想いに寄り添い切れたこと。そして、その貴重な時間に医療職として関わらせていただけたことに、深く感謝しております。
Aさんとご家族とのお時間を通して、私自身も「病」そのものを見るのではなく、「その人」に真摯に向き合うことの大切さを、改めて深く気付かされました。 これからも、利用者様お一人おひとりの「その人らしさ」に心から寄り添えるような支援を、大切に行なっていきたいと思います。
写真は、息子が書いた保育園でのプールの思い出です。タイトルは「デカデカ王子」だそうです。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、「最期まで自分らしく過ごしたい」という希望を叶える支援を提供しております。
訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区・南区を中心に、訪問看護リハビリステーション山科では、伏見醍醐地域、山科区を中心に訪問させてい頂いております。訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。
あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
2026年10月以降の看護師・言語聴覚士・看護師・療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保
ながつじ
理学療法士
療法士主任
利用者さんにとっての大切な生活を守れるように、お話を聞かせていただきながら関わらせて頂きたいと思っています。
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