希望
自分の望みを叶えるために
田中 則章
2025年7月17日
看護師の田中則章です。
梅雨も明けて青空が広がり、蝉の声が夏の到来を感じさせる時期になりましたね。山の緑もいっそう濃くなり、季節の彩を感じます。私も冷たい飲み物が手放せなくなってきました。皆さんも体調に気を付けてお過ごしください。
今回は私が関わっている高齢のご夫婦、男性Aさんと介護者である奥さんとの関りでAさんの希望を叶えていくまでの経過について、ご報告をさせて頂きたいと思います。
Aさんは心臓に持病があり少し動くだけでも息切れや、ふらつきが見られて長距離の移動が困難な利用者さんです。普段の外出はご近所のスーパーや、病院受診などに奥さんと手をつながれて途中で休みを挟みながら通われておられます。ただ、奥さんも高齢になられ、ふらつくAさんを支えることが困難になってきたと話されるようになりました。Aさんご本人も、奥さんに負担をかけていると感じられていたようで、私に対して「一人で買い物に行けるようになりたい。」と、ご自身の望みを話されました。普段ご自身の希望などをあまり話されないAさんですが、奥さんの体調を気遣っての希望であったと思いました。
そこで、当事業所の療法士に相談をさせて頂きました。Aさんの承諾を得て、移動時の様子を動画で撮影、近所のスーパーまでの経路やスーパー内部の環境を確認させて頂き、事業所のカンファレンスを通して「一人で買い物に行きたい。」との望みを叶えるための方法を検討させて頂きました。
そこから、ご本人に適した歩行器を選定させて頂きケアマネージャーさんの協力を得て自宅に準備することが出来ました。歩行器が自宅に届いてからしばらくはリハビリが必要でしたが、Aさんご自身の力のみで近所のスーパーに通う事が出来るようになりました。健康な方からすると近所のスーパーに通うだけの小さな希望かもしれませんが、今回の成功を期にAさんの意識が少し変わったと感じました。新たに、「病院への通院を自分でできるようになりたい。」との希望を話されるようになりました。この希望を叶えるために現在もリハビリを頑張っておられます。
「一人で買い物に行けるようになりたい。」との希望を叶えるために私が援助を開始した時は考えてもいなかったのですが、Aさんにとっては大きな成功体験を感じられていたようで新たな目標に繋がっていきました。援助している私も予想していた以上の結果に繋がった今回のケースですが、どんな小さな要望であっても利用者さんの生活に影響を与える大切なものであると改めて考えさせられる良い機会となりました。

訪問看護リハビリステーションたもつ(京田辺)では、利用者さんの希望を叶えるため、日常の関りを大切にし、多職種と連携し支援させて頂きます。
訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させて頂き、スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保
田中 則章
看護師
訪問中に利用者様や家族を笑顔にする事を心掛けます。
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