思いの表出
多角的な視点で意思決定を支る ~ストマ閉鎖へ向けて〜
平良 英彦
2026年5月6日
初夏の気配が感じられる今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
早いもので訪問看護リハビリステーションたもつに入職して 2年が経ちました。
今回は、7年前に大腸癌でストマ造設され、週 2回ストマのパウチ交換で訪問させて頂いている70歳代で1人暮らしをされているAさんのお話をさせていただきます。
Aさんは50歳代の頃から糖尿病を患い、インスリンや内服治療を受けています。7年前に大腸癌でストマを造設されてから、訪問看護によるストマのパウチ交換を開始しました。糖尿病に関しては教育入院を繰り返しており、食生活についても助言をしておりますが飲酒や食生活の偏りは続いている状況で、糖尿病治療のアドヒアランスは不良な状態でした。担当看護師である私が訪問する際はパウチ交換をしながら、糖尿病コントロールについての相談や助言をすることがルーティーンの支援になっていました。
ある日、別の看護師が訪問した際に、何気ない会話から「できればストマ閉鎖したいなぁ」「閉鎖できたら気にせずどこでも行けるわ」と、ストマを閉鎖したい思いがあると報告を受けた。今まで私が訪問した際は、訪問=ストマのパウチ交換、糖尿病コントロールの助言をするという固定概念があったのか『ストマを閉鎖したい』という視点や思いを受容することができなかったこと、ストマを閉鎖することが出来ればAさんのQOLが格段に向上することなど考えられなかったことを深く反省しました。それと同時に利用者を多角的な視点で観察・評価する必要性を再認識することが出来ました。
幸い当ステーションが固定制ではなく複数人の看護師が流動的に訪問するステーションであり多角的で多様な視点が入る環境があったことで、Aさんの思いを汲み取ることが出来たのではないかと思います。
今ではステーション全体でAさんの思いが共有でき、Aさんが自ら『ストマ閉鎖』に向けて必要な課題(血糖コントロールの必要性とストマ閉鎖が可能か評価をしてもらう)を見つけ、明確な目標設定ができるようになりました。
今回、チームとして多角的な視点で意思決定を支援できたこと、多角的な視点での観察・評価の重要性を改めて学ぶことができる事例でした。

訪問看護リハビリステーションたもつ山科は、看護師6名・療法士3名・事務員1名の体制で、連携し訪問させて頂いております。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、を訪問しています。
訪問看護リハビリステーション山科では、伏見醍醐地域、山科区を中心に訪問させてい頂いております。
訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。
あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
2026年8月以降の看護師・言語聴覚士・看護師・療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。
統括所長 西谷 保
平良 英彦
看護師
管理者(山科)
救急看護認定看護師
呼吸器分野特定看護師
利用者さんとご家族のニーズを捉え、できる限りニーズを充足できるようの共に考えていきたいです
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