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総合的な視点

「臓器だけを診ていては、人は治せない」

山岡 佐知子

2025年10月4日

理学療法士の山岡です。
やっと秋の気配を感じられるようになりましたね。今年の夏は、湿度が高くて身体にこたえました…

 先日、京都の西陣で在宅医療に尽力された早川一光医師の晩年に密着したドキュメントを見る機会がありました。がんを患い闘病しつつ、最期まで医師として活動されました。早川医師の疑問は、「臓器だけを診ていては、人は治せない」「総合人間学という学問的な視点が必要では無いか」というものでした。
 私たち療法士が提供するリハビリテーションの中には、「生活」が含まれています。利用者さんを生活者として捉え、生活するための機能の改善をはかります。臓器だけ、病気だけをみて、よくしても、生活がしやすくなるかというと、そうでは無い方もおられます。早川医師の言われる通り、総合的な視点が必要と思います。
 私が訪問しているAさんは、数年前に脳出血を発症され、高次脳機能障害を患われています。またその後転倒により、左右の大腿骨骨折をされました。
脳出血の出血は止まっていますが、その時に傷付いた脳により、複雑なことを理解し、ご自身で処理することが困難です。また大腿骨骨折は、手術により骨はくっつき、安静により落ちていた筋力は、トレーニングで回復しました。
 生活に必要な排泄の動作を考えた場合、足の筋力は向上し、トイレまで歩いていくことやトイレを使用することは可能です。しかし夜間に失敗することがあり、失敗を防ぐために水分を飲むことをひかえたり、パットを何枚もベッド周囲に置かれたりしています。新たな病気を起こさないことや再転倒しないための対策が必要です。水分を摂ることの大切さを説明したり、移動するところに置き型手すりを設置したり、ヘルパーさんにベッド周囲を片付けることを依頼したりしています。一つ問題が解決しても、また新たな困りごとが出て来て、考えることは尽きません。でもリハビリ介入時に色々とお話ししながら、一緒に対策を考え、最近は安全に過ごしていただけています。
 早川医師のドキュメントをみて、利用者さんの病気だけにとらわれず、総合的にみていく視点を忘れてはいけないと思いました。

写真は通勤途中に咲いていた彼岸花です。きちんとお彼岸に花を咲かせています。

訪問看護リハビリステーションたもつ、個別性を大切に、その人らしい生活・健康・笑顔(生きがい)を支援させて頂いています。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。

 2025年11月以降の看護師・言語聴覚士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

                               統括所長 西谷 保

山岡 佐知子

  • 理学療法士

    利用者様の出来ることを伸ばすこと。利用者様・ご家族様の真のニーズを引き出し それに近付けていくこと。

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