脳卒中
リハビリ日誌
上村 啄弥
2024年2月17日
理学療法士の上村です。今週は少し暖かいですが、2月ですのでまだ寒さが続きそうですね。寒暖差で体調を崩さないように注意して今年の冬を乗り切れるように体調管理していきましょう。
本日は私が担当しているAさんの家族様にお伝えした話で知っておいて損のない情報がありましたので、皆さんにもお伝えしたいと思います。その方はご夫婦で暮らされており、お二人ともご高齢でお互いに助け合いながら過ごされています。社交的な方ではないですが、認知機能はまずまず保たれており、話題を振るとお話しして下さるような方です。身体機能も細かい動作は苦手だが、立ったり歩いたりは可能で、持久力を鍛える為にご夫婦で毎日散歩を頑張っておられました。奥様との散歩中にいつもより疲労感が強く、何度も休憩を要しいつも歩いてる距離が歩けなかった日がありました。
その日以降物忘れが酷くなったり会話での返答が遅かったりという状態になられ、リハビリ訪問時に奥様より相談がありました。自宅でできるお身体の評価をして脳卒中を疑い、早めの受診を促しました。その方は受診の結果脳卒中ではなかったのですが、脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血)に関連するワードで「FAST」という言葉があり、こちらを紹介したいと思います。
「FAST」とは‘脳卒中の疑いがあれば、すぐに病院に来てほしい‘という願いを込めた言葉となり、脳卒中の可能性が高いと考えられる初期症状を示しています。脳卒中であれば早く病院に行くことで治療の選択肢が増え、場合によっては症状が緩和されることもありますので、早く病院に行く必要性が高いという事になります。まず「F」はフェイス(Face)のFで、顔の歪みを見ます。顔の片側で口角が下がったり、左右対称ではなく歪みがある症状になり、食べ物や飲み物がこぼれ落ちる場合もあります。次に「A」はアーム(Arm)のAで、腕に麻痺が出てるかを見ます。手を伸ばして両手を胸の高さまで上げて保持すると麻痺があれば片側のみ下に落ちてきます。次に「S」はスピーチ(Speech)のSで、言葉に障害が出てるかを見ます。言葉の障害は二つあり、「呂律が回らない」障害と「言葉が出てこない」障害です。思ったことと違った返答をしたりすることもあります。最後に「T」はタイム(Time)のTで、上記3つの症状のうち1つでも症状が出ていれば「すぐに病院に行く」ことが大切です。発症から時間が早ければ使用できる薬もあり、早めの検査・診断・治療が必要となります。一番近くで見ている家族様が異変を感じられればすぐに対応ができますし、頭の片隅にでもこの知識を置いておいて頂ければと思います。私たちも日々のコミュニケーションを通して異変等を感じれるよう心がけておりますし、なんでも気になることがあれば気軽に担当者にご相談してもらえればと思います。
こちらの写真は、先週末に趣味でやっているブラジリアン柔術の大会に出場し、三位になったので銅メダルを頂きました。身体を動かす事で好きなので仕事でもプライベートでも基本バタバタと動き回っており、充実した日々を過ごせております。

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