心の看護
看護日誌
田中 則章
2024年1月30日
看護師の田中則章です。
例年通り今年も寒い日が続いておりますが如何お過ごしでしょうか。近年は防寒具も様々な種類があり、店頭で暖かそうな商品を探すのがマイブームとなっております。おススメの商品などありましたら、また訪問時に教えて頂ければ嬉しく思います。
今回は利用者Aさんについてお話ししたいと思います。
Aさんは、心の病気をお持ちの方です。私が関わり始めて1年と少しが立ちました。介入当初は口数が少なく、私の質問に対してほぼ「大丈夫ですね。」と返事をされて、すぐ話が終わり、なかなか会話を続けるのは困難で自分のパーソナルスペースをしっかりと保たれるような印象でした。看護師にとって関係性の構築は、ご本人の身体・精神的な状態を確認するうえで大切な援助です。が、なかなか心を開いて下さらないご様子で色々とAさんの思いにはまる質問を援助中に模索し続けました。そうして粘り強く関わっていると、時折Aさんの笑顔を見る機会が徐々に増えてきました。Aさんは、普段買い物など以外での外出はされず、外部との関りは両親と私たちしかいない状況です。心の病気も関係しており、人との関りを持つことがご自身も苦手と話されており、私たちの関わり方によっては、前に進む切っ掛けになるかもしれませんし、ただ負担をかけてしまう事になるかもしれません。後者になると社会的な孤立をより進めてしまうことにもなります。
私も関りの中でAさんに負担をかけてしまっている事もあったかと思いますが、数か月の間、根気よくAさんらしさを承認するような関りを持つ事でAさんの反応や表情が変わってくるのを感じました。最近ではAさんから話しかけて下さる事が多くなり、逆に私が話を聞いてもらっている状態です。ここまでは何とか関係性を構築することが出来ましたが、現状すぐ社会に復帰というのはまだまだ時間がかかります。ただ、Aさんにとって関わる人が、一人増えたという事には意味があったのかと思います。少しずつですが、頼れる人、信頼できる人を増やし、色々な人と関われるようになってほしいと思って今後も援助を続けていきます。
令和5年1月現在の日本の精神疾患の平均在院日数は300日程、長い方なら1000日~5000日の方もおられ、完全に治癒することが難しいこともあり、一般的な病気と比べ非常に長い年月がかかります。
今回の関りを踏まえて改めて、「その人らしさを認める」「根気よく関わる」「相手との距離感」という事の大切さ、大変さを学ぶ機会となりました。少しでも多くの笑顔が見れるように今後も精進していきます。

訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させて頂きます。スローガンではなく、実際に活動支援できる、実績のあるステーションとなったと自負しています。
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田中 則章
看護師
訪問中に利用者様や家族を笑顔にする事を心掛けます。
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