075-200-8455

採用募集要項・エントリー

採用募集要項
エントリー

TOP

自分らしく生きる

90歳の挑戦

2025年10月21日

暑い夏を超えて、自転車での訪問も風を感じるようになりました。

認知症看護認定看護師の白石朱美です。

皆さんは、この夏の思い出はありますか?私は大阪・関西万博に15回ほど通い、日本や世界の文化を知ることができました。医療や福祉は世界中で進歩し続けていますが、医療福祉関係者も時代に合わせたバージョンアップが必要なのだと実感したところです。

私には担当している利用者さんはいませんが、担当看護師が「この方のために、どう支援すべきか…」と悩んだ時に相談を受けることがあります。その中で本日は、ある男性利用者さんのお話をしたいと思います。

90歳代のAさんは、病気やけがを乗り越えながら小さなアパートにお一人で暮らしてこられましたが、半年ほど前から事業所やアパートの大家さん、かつて関わった福祉関係者に、絶え間なく繰り返し電話することが増えてきました。Cさんは若い頃から友人や交友関係が広く、長年、毎日のように電話をしていたご友人もおられました。しかし80歳代後半に差し掛かる頃には、ご友人の逝去が増えていきました。毎日の連絡が途絶えた友人について、「もしかしたら・・・病気持ちやったしな…」と、死を予感するような言葉も口にされていました。そうした孤独感や寂しさが、Aさんにとっての「電話」という交流手段をいっそう強めたのかもしれません。

Aさんはここ3年ほど、外出を嫌がり、家の中で過ごしておられました。季節が移り変わっても、外の風を感じることはありません。そのため、私は「外まで一緒に出てみませんか?」とお誘いしてみました。1歩1歩、外壁を伝いながらゆっくりと歩き、外の空気を吸い込むと「気持ちええなぁ」と笑顔がこぼれました。その日は近くの店でアイスを買って、家の前で一緒に食べました。久しぶりの外の風、甘い味、そして人と一緒に過ごす時間――そのどれもが新鮮で、嬉しそうな表情が今でも忘れられません。その時に撮った写真は、Aさんの希望もあってご自宅に飾られています。

その後、次のステップとしてデイサービスへの参加を提案しました。これまで契約や手続きの話になると強く拒まれていましたが、今回は最後まで話を聞いてくださり、当日を迎えることができました。初回当日は「今日はやっぱり嫌だ」と参加を見送ることになりましたが、それも無理のない自然な反応です。3年間外に出られなかった方が、「行ってみようかな」と思えるまでの過程こそ、大切な一歩だと感じています。

訪問看護は、病気を治すことだけが目的ではありません。その人が「自分らしく生きる」ことを支える仕事です。私たちは、たとえ一歩でも、その方が前に進もうとする瞬間を大切にしたいと思っています。

90歳を超えてもなお新たな挑戦に向かうCさんを、これからもゆっくりと見守りながら、人生に再び“外の風”を届けていきたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、その人らしい生活や生きがいも支援しています。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。

 2026年1月以降の看護師・言語聴覚士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

                               統括所長 西谷 保

      一覧にもどる