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気持ちが一つ

退院前カンファレンスの本当の価値

古田 愛也

2026年6月30日

看護師の古田です!醍醐・山科地域を中心に訪問するようになり、早いもので3ヶ月が経ちました。まだまだ知らなかった新しいお店や近道の発見があり、日々新しいことに出会うワクワクを感じながら過ごしています。まだまだスタートをきったばかりの山科事務所も、自分たちの看護を大切にしながら試行錯誤するワクワクの毎日です。

 先日、退院前カンファレンスで地域の病院へ出向くことがありました。退院前カンファレンスとは、入院中の患者さまが住み慣れた自宅や地域にスムースに移行できるように、病院スタッフと在宅ケアの専門職が一同に会して行う話し合いです。Aさんは入院前、デイサービスなどを利用しながらご自宅で過ごされていました。しかし突然の脳出血で入院となり、体の片側に麻痺が残る状態となってしまいました。食事や排泄、移動や入浴など生活するためにたくさんの支援が必要な状態です。ご家族は病院の医師から自宅への退院は難しいと説明を受けておられました。それは、主介護者である娘さまが就労もされており自宅での介護との両立は困難だと考えられたからです。

 ご本人は娘さまへ「早く帰りたい」と伝えられており、娘さまは葛藤の中におられました。退院前カンファレンスでもご本人の現状が伝えられ在宅でのサービスを検討する中で、ご家族の負担が大きくなることに懸念の声もありました。それでも娘さまはこうお話されました。「わがままを言っているのは分かっているが、1回でも良いので帰りたいという本人の気持ちを優先してあげたい。1度頑張ってみたいと思っている。元々、こだわりの強い母親なのでこの点に関してはこだわりたい。

 最期は自宅で看取ってあげたい気持ちもある」たくさんの医療者に囲まれた話し合いで娘さまもきっと緊張されていたと思います。終始、表情を変えずに話を聞いて理解されておられましたが、お気持ちを話された時は少し声を震わせながらそれでも力強く話される様子でした。その言葉を聞いた瞬間に、その場の全員が「よし、それなら最善を尽くして自宅に帰ろう」と気持ちが一つになったように感じました。訪問診療の先生や看護師さんが「お家に帰りましょう!大丈夫です!ねぇ?」と娘さまに声をかけながら他の在宅支援者の顔を見てくれました。みんなでうんうんと頷いていました。その時、やっと娘さまの表情が崩れ「帰れますか、、?」と嬉しさと不安が混ざったような笑顔になられました。

 退院前カンファレンスの場がご本人やご家族にとっても、そして支援者にとっても重要な場になる事を改めて感じました。形式的に行うのでは無くご本人やご家族の思いを支援者みんなで共有し、それに沿って最善の調整を行っていく場でないといけないと思いました。顔を合わせて話し合うことでチームとしての一体感や安心感も生まれるとも感じます。たくさんの不安を抱えた中でご本人やご家族が考えた気持ちや決断にしっかりと寄り添い、最大限のサポートをしていきたいと思います。

 これからも醍醐・山科地域の病院や在宅サービスの皆さまと力を合わせていく場面が多々あるかと思います。みなさまと「顔の見える関係」さらには「腹の見える関係」となり、安心してご連絡やご相談をいただける場所になりたいと思います。地域に根ざし、皆様に心から信頼・安心していただけるステーションとなるよう今後も努めてまいりたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつ山科は、多職種カンファレンス、会議を大切にしています。多くのスタッフのの温かさ・情報の共有、気持ちを一つにする大切な時間だからです。「希望を叶えるための場」を今後も大切にしたいと思います。

2026年9月以降の看護師・言語聴覚士・看護師・療法士(山科・京田辺)を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

                           統括所長 西谷 保

古田 愛也

  • 看護師

  • 看護師長

利用者さんが中心であること、利用者さん・ご家族に寄り添い一緒に考える姿勢を大切にしています

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