認知症看護
できることを大事にするケアこそ認知症看護
2024年10月30日
認知症看護認定看護師の白石朱美です。涼しい季節になり、自転車で移動する私にとっては快適な気候になってきました。
今回は認知症看護についてお話をします。訪問看護における認知症看護は、まだまだ課題が多い分野の1つとされており、訪問看護に精通したベテランスタッフでも容易ではないと報告されています。それは認知症の症状がその人それぞれで多種多様に出現するためです。一般的には認知症によって「〇〇ができなくなってきた」など、できないことに着目しがちです。しかし認知症看護において重要なことは『できないことをケアで補うこと』ではありません。その方の『残存能力・潜在能力(周りは気づいていないけれど実は持っている力)』を維持することが重要です。
たとえば、担当利用者のBさんについてお話をしてみます。Bさんはレビー小体型認知症という特殊な認知症を抱えています。長年関わってきたケアマネージャーより特殊な認知症を持つBさんと介護者である奥様、2人への支援について認知症看護認定看護師が在籍する当事業所にご相談をいただきました。
この認知症の症状はとても独特で、幻視や血圧が乱れやすい、失禁する、歩き方がぎこちなくなるなど、身体と心の両側面からサポートが必要です。特にBさんの場合は特に1日を通して幻視に悩んでおられますが、介護者の奥様もBさんの「不安」に共感しようとする姿が印象的です。訪問では日々の不安や悩みをお聞きしながら、一旦介護の悩みから解放され、楽しく穏やかになるような時間作りを心がけています。Bさんは認知症が進行しながらも奥様の家事をお手伝いされています。そのように生活の中でBさんができている点についてもしっかりとお話を聞くように心がけています。
そして月に1度は必ずケアマネージャーと訪問し、これからについてBさんと奥様・福祉職のケアマネージャーと医療職の看護師がみんなで話し合える機会を作っています。Bさんが奥様と住み慣れた自宅で可能な限り生活を続けられるための支援をしたいです。
認知症の医療は進歩し続けています。内服薬だけでなく軽度の認知症であれば点滴での治療も開始されました。しかし、この治療は軽度認知症の方でなければ行えないのです。つまり「おやっ?」と思った時に動き出すのか否かで、数年先のその方の様相は変わってきます。もちろん認知症は慢性的に進行するので、直面したくない問題でもありますが、ご本人やご家族様が相談できる存在になれるよう多職種と協働してまいります。

訪問看護リハビリステーションは、白石朱美を中心に認知症看護に専門的な知識、技術、かかわり方、家族支援をしています。
訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
令和6年11月以降の看護師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。(業者を通したときは給与形態・時間給・給与減少・福利厚生が大きく変わります。)
統括所長 西谷 保
一覧にもどる

