価値観に寄り添う
1人じゃないから頑張れる
小山内 ゆい
2026年6月16日
看護師の小山内です。
梅雨入りを迎え、蒸し暑い日と肌寒い日が入り混じる季節となりました。寒暖差のある毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回は私が担当させて頂いているAさんについてお話ししたいと思います。
Aさんは長年喫煙をされており、脳梗塞を発症しましたが、大きな後遺症はなくご自宅で生活されています。
これまでも禁煙パッチを使用して禁煙を試みてこられましたが、禁煙パッチを外してしまうと再喫煙してしまうことが続いておられました。今回は禁煙を成功したいという思いが強く、昨年より訪問看護を開始いたしました。
介入当初、なぜ禁煙をしたいというお気持ちがあるかをAさんにお聞きすると「今までたくさん好きな事をして好きなように生きてきました。でも一度脳梗塞を経験して、もう病気にはなりたくないなと感じるようになりました。タバコをやめてまた病気になってしまったら、それは仕方ないと受け入れられるかもしれないけれど、今やめないとあの時やめておけばよかったのにってずっと後悔が残ると思うんです。」とお気持ちを聞くことができました。
訪問時は喫煙状況の確認を行い、少しでも改善しているところは自信につながるような声かけを行ったり、ストレスの解消方法を一緒に模索するなどの介入を行いました。
今年に入ってすぐ禁煙薬の服用が開始となり、現在は服用期間終了となっていますが禁煙を5ヶ月継続することができています。
現在のお気持ちを確認すると「お医者さんも娘も禁煙できていることを話すと褒めてくれたり、喜んでくれることがすごく嬉しい。周りの人に支えられて、1人じゃないから頑張ろうって思えます。」と前向きなお言葉をお聞きすることができました。
今後も関係各所の方々と連携を行いながら、Aさんが禁煙を継続できるよう支援していきたいと思います。
Aさんとの関わりを通して、生活習慣の改善に単に知識を提供するだけではなく、利用者さんの禁煙したいという理由や価値観に寄り添うこと、小さな成功体験を一緒に積み重ねていくことが継続へと繋がっていくと学ぶことが出来ました。
今後も利用者様一人ひとりの想いに寄り添い、その人らしい人生や生活を支えることのできる看護師でありたいと思います。

Aさんの「やめないと後悔する」という想いを受け止め、一緒に歩めたからこその「禁煙5ヶ月継続」です。 知識の提供にとどまらず、価値観に寄り添い、成功体験を積み重ねることが行動変容に繋がります。訪問看護リハビリステーションたもつは。これからもAさんの前向きな暮らしを、地域の連携の輪で支えていけるよう支援します。
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統括所長 西谷 保
小山内 ゆい
看護師
ご利用者様、ご家族様の価値観や想いに寄り添える看護を行いたいと思います。
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