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生きる 食べる 目標

家族の葛藤

田中 則章

2026年7月4日

京田辺看護師の田中です。
今年も早7月となりました。連日の蒸し暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。これから、夏本番に向けてどうか体調を崩されませんようお気をつけ下さい。

今回は、難病の利用者様を最期まで献身的に介護されていた、ご家族のお話をさせて頂こうと思います。
利用者Aさんは、徐々に体が動かなくなり、お話をする事も難しくなる進行性の難病をお持ちの方でした。お若い頃からご家族で仲が良く、一緒に旅行なども良く行かれていたそうです。そんなAさんも難病の診断を受けて以降、ベッド上で生活をされる時間が徐々に長くなり、口からの食事を飲み込む事も難しくなり訪問看護を使用される事となりました。元々食べることが大好きだった事もあり、徐々に食べられなくなっていく姿を見てご家族も「好きなものを食べさせてあげられない事が辛い」と話されておりました。少しの食べ物でもムセ込まれるため、窒息の危険もあり食べられる物も限られてきました。
そういった状況でしたが、ご家族は「Aさんの食べたい物を食べさせてあげたい。本人の望む様に最期まで過ごしてもらいたい。」との希望があり、可能な限り窒息の危険を予防しつつ、ご本人の望みの食事を提供するを手伝いをさせて頂きました。好みの飲み物はご家族と工夫してトロミをつけたりゼリー状にしたり。食べ物もお粥の硬さを調整したりなど、ご本人の表情を見ながら色々と工夫をされました。時にムセ込みが強く見られる事もあり、ご家族も「今の方法で良いのか」「苦しい思いをさせているのではないか」と悩みを相談される事もよくありました。介入当初、口からの食事が難しくなった時は、胃瘻などの医療処置はしない、口から食べられるだけ食べて最期を迎えるとの方向性で決意されていたご家族ですが、しんどそうなAさんを見ているうちにご自身の判断に間違いがあったのでは無いかと悩まれる事がありました。都度、ご家族さんの判断に間違いは無くご本人の意向でもある事を説明して関わりを持たせて頂きました。そしてご逝去される前日まで、口から食べ物を食べられて過ごされました。
亡くなった後、ご自宅を訪問させて頂きご家族の気持ちを聞かせて頂きました。「生前、食べ物を食べてもらう事については悩む事もありましたが、今思ったら食べている時に笑ってくれることもあったし、今は自分の選択は間違っていなかったと思います。リハビリさんや、ヘルパーさんたちもみんな、助けてくれたし自信を持って介護できました。ただ、まだAさんが家にいる感じがして、、、時間が経ったら慣れてくると思います。」と笑顔で話されました。

今回は、ご家族さんも大変悩まれましたが、看護師として関わる私も大変悩まされる経験でした。このままで良いのかといった葛藤はご家族様も含め、我々医療者も感じる事があります。ですが、最後のご家族さんの言葉をお聞きして私も実施していた援助が間違えていなかったのだと安心する事ができました。今後も、利用者さんの気持ちに寄り添い、一緒に悩みを共有していける様にしていこうと思える経験でした。

 訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺では、ただ病気のケアをするだけでなく、「最期まで口から食べる喜びを感じてほしい」「元気に過ごしてほしい」という想いから、食べるためのサポートを専門的に行っています。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。

訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区・南区を中心に、訪問看護リハビリステーション山科では、伏見醍醐地域、山科区を中心に訪問させてい頂いております。

 あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。

 2026年9月以降の看護師・言語聴覚士・看護師・療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用を優遇し、5万円の就職祝い金を支給します。また、6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。

                           統括所長 西谷 保

田中 則章

  • 看護師

    訪問中に利用者様や家族を笑顔にする事を心掛けます。

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