看護日誌
にしたに
2021年8月18日
看護師の岩崎です。
連日の大雨で気分も落ち込みがちですが、オリンピックの次は甲子園!まだまだ熱い夏は終わりません!
さて今日は以前担当させていただいた利用者さんとその娘さんのお話をしようと思います。
その方は転倒を機に身体が思うように動かなくなり、所謂寝たきりになってしまいました。余命にも限りが見え初め、病院では延命治療として胃にチューブを入れてそこから栄養を確保する方法などを提案されましたが、娘さんはそれはしたくないと在宅で看取る決断をされました。
お2人とはお家に帰ってきてからの出会いとなりました。退院当日、医師やケアマネージャー、ヘルパーと今後の支援について話し合いました。娘さん自身、お家で看取ることは初めてで不安でいっぱいな様子でした。利用者さんは口からの栄養確保が難しかったので、毎日訪問し点滴を行うことになりました。娘さんには点滴を外す方法など医療的な指導をたくさん行いましたが、お伝えしたことは一生懸命熱心に実行してくださいました。療法士も介入し床ずれ予防のための体位調整や気分転換のためのリハビリも行いました。しかし娘さんの努力とは裏腹に利用者さんは日に日に弱っていきました。私はある時「後悔のないように」と声をかけました。すると娘さんは「多分後悔しないことはないと思うんです。今でも胃瘻をした方が良かったんじゃないかとか、もっと早くお家に帰ってきてたら良かったんじゃないかと思います。後悔しても仕方ないことは頭ではわかっているんです。」と涙ながらに話されました。私は今まで看取りの時期に差し掛かったご家族に対し「後悔のないように」と声かけしてきましたが、とても安易な声かけだったなとハッとさせられました。もちろん遺される方には少しでも後悔のないようにその方との時間を過ごしてほしいと思います。しかし、娘さんの言う通り全く後悔のないお別れはないのかもしれません。私は娘さんの言葉を機に、後悔よりも一つでも多く「して良かった」と思ってもらえる支援を心掛けていこうと思うようになりました。私自身まだまだ在宅での看取りの経験は少ないので、ひとつひとつの出会いを大切に成長していきたいと思います。
写真は私のお気に入りスポットのひとつ、伊根町にドライブに行った時の一枚です。情緒ある舟屋の街並みに癒されてきました。

にしたに
介護支援専門員
統括所長
一瞬の喜び そして 生活をたもつ 健康をたもつ 笑顔をたもつ支援
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