リハビリ日記
リハビリ日記
西谷 保
2022年6月10日
理学療法士の上村啄弥です。もうすぐ梅雨の時期となりますが、雨の中の訪問は普段よりもバイクの運転や雨具等に気を使うことが多いので、気をつけなければいけませんね。天候の変化によって体調を崩さないように気をつけて過ごしていきましょう。
さて、本日は認知機能低下についてお話したいと思います。年を重ねていくとつい物忘れが多くなり、認知症になったのかなあと心配される方は少なくないと思います。加齢による物忘れと認知症には違いがあります。高齢になると脳の機能は衰え、誰にでも物忘れは見られる様になります。例えば、「昨日の夕食は何を食べたかな?」「薬をどこにしまったかな?」といった経験は皆さんもあるのではないでしょうか。人の脳は加齢と共にその機能が老化し、記憶力や判断力、適応力なども衰えていきます。物忘れも含めてこれは自然な老化現象で認知症ではありません。記憶を再生する機能の衰えにより、覚えていたことを思い出すのまでに時間がかかってしまいますが、「夕食を食べたこと」や「薬をしまったこと」は覚えていますし、物忘れの自覚もあるはずです。ヒントがあれば思い出すことができれば、それは誰にでも起きる老化による物忘れなのです。認知症による物忘れというのは物事を記憶する機能が障害されるので、「夕食を食べたことを忘れる」「薬をしまったことを忘れる」というようにそのこと自体を覚えられないのです。なので、基本的にはヒントがあっても思い出すことができません。よく耳にするアルツハイマー型認知症では直近の記憶を覚えていられない為、同じ事を何度も尋ねたり、食事を食べた事を忘れて夕食を催促したりします。でもこれは、本人にとっては覚えていない為に経験していない事になるので「繰り返している」自覚はありません。アルツハイマー型認知症は過去の記憶は再生できるので、昔のことは鮮明に話し出したりすることはあります。一部ではありますが、こういった症状が認知症による物忘れになります。
私が訪問に行っているAさんも物忘れが多くあり、認知症になったのかなと心配されていました。認知症と診断は出ていませんが、認知症予防の為にもリハビリとして認知機能のテストを行い、脳トレを行なっています。脳トレの中には数字とひらがなを線で繋いでいくものや文章の中から特定の文字を拾っていくもの、間違い探しなど様々なものがあります。簡単のものから難しいものまであり、わからなくても頭を使うということが大事なのです。リハビリというと身体の運動が1番に思い浮かぶと思いますが、その方に合わせてメニューは決めていますので、小さい事でも気になることがあれば担当にお申し付け下さいませ。

西谷 保
介護支援専門員
統括所長
一瞬の喜び そして 生活をたもつ 健康をたもつ 笑顔をたもつ支援
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