看護日誌
看護日誌
櫻井 大樹
2022年10月6日
看護師の櫻井です。
日中はまだ暑く感じる日もありますが、朝晩は冷え込むようになってきました。気がつけばもう10月。私が当事業所に入職して4ヶ月が経ちました。まだまだ若輩者ですが日々精進していきたいと思います。
今日は私が病院勤務していた頃、病棟での患者様との関わりの中で訪問看護を志すきっかけとなったお話をさせていただきます。
A氏は血液疾患の患者様で輸血や免疫抑制剤を使用した治療をされており、長期間入院されていました。私はA氏を担当することが多く、孫のように可愛がってもらっていました。
治療がひと段落し退院されたA氏は外来受診の度に「櫻井くーん頑張っとるかー?」「どうや?ワシ元気そうやろー?」と1人で病棟まで顔を出しに来てくださり、声をかけてくださいました。
数年間そのような関係が続いたのですが、ある日奥様に車椅子を押してもらいながら病棟に顔を出す姿を見かけました。「転んでしまってなー腰が痛くて歩けへんのや」「こんな格好見せたくないんやけどな」その後も何度か顔を出されていましたが、みるみる痩せていき言葉数も少なくなっていくA氏の姿を心配していました。
ついには入院され、闘病の末にご逝去されました。
あとから分かったのですがA氏は訪問看護を利用していたようでした。A氏は外来の度に顔を出してくれていましたが、お話をしていてもその方の日常生活は十分には見えませんでした。病棟で勤務していると退院に向けて、在宅での生活をイメージして、患者様が困らないように、と意識して関わっているつもりですが、退院後の生活を見据えた看護というものはなかなか難しいものです。訪問看護では利用者さんのお宅に訪問することでその方の日常を感じとることが出来、足りないもの、必要な事が自ずと見えてきます。
これまで病院で様々な患者様との関わりをしてきましたが治療がひと段落し退院となったものの自宅での自己管理が難しく入退院を繰り返してしまう方、退院後に自身で処置をしていく必要のある方なども多く、在宅ケアのニーズの高まりを日々感じていました。そんな方々の在宅での生活のサポートが出来たらと思いこの道を志しました。利用者さんに寄り添った看護を提供出来るようにこれからも頑張っていきたいと思います。

櫻井 大樹
看護師
看護師長
利用者さん、御家族さんの生活を尊重し、同じ目線に立ち、安心、安楽な看護が提供できるように関わっていきます。
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