家庭に寄り添う訪問看護
利用者さんだけではなく、ご家族を看る
まつばやし
2026年8月17日
毎日厳しい暑さが続いていますね。訪問に伺う中でも、暑さによる体調の変化や夏場ならではの生活上の困りごとを感じることが増えてきました。皆さんもこまめな水分補給と休息を心がけ、体調に気をつけながらこの暑い夏を乗り越えていきましょう。
私が利用者さんのお宅へ訪問させていただく中で、いつも大切にしていることがあります。それは、「利用者さんだけではなく、ご家族を看る」ということです。家族看護の分野では、Wright & Leaheyが、家族を個々の人の集合ではなく、互いに影響し合う一つのシステムとして捉える「カルガリー式家族アセスメント・介入モデル」を提唱しているように、在宅では、利用者さんの生活とご家族の生活は切り離すことができません。利用者さんの体調や気持ちの変化はご家族にも影響し、反対に、ご家族の体調や気持ち、生活の変化も利用者さんの健康状態に大きく影響すると感じています。
実際に、こんな出来事がありました。
入浴介助を目的に訪問している利用者さんのお宅で、何気ないご主人との会話の中から、ご主人自身も足の病気を抱えておられ、治療に困っていることを知りました。
お話を伺うと、身体が硬く、足の裏に薬を塗ることが難しいため、十分に塗布できず、なかなか治らないとのことでした。
そのとき、私が知っていた「塗る孫の手」という商品を紹介しました。すると、ご主人は早速その商品を購入され、実際に使用することで薬を塗りやすくなり、効果も感じられるようになりました。一つの何気ない会話から、ご主人が抱えていた困りごとを知ることができ、それが小さなきっかけとなり、ご主人にも訪問看護が開始されることになりました。
訪問看護では、利用者さんの生活の場に入らせていただくからこそ、ご家族との何気ない会話や表情、生活の様子から、そのご家族が抱えている困りごとや変化に気づくことができます。今回のご夫婦のように、ご本人への看護をきっかけとして、ご家族の健康にも目を向けることができる。そして、ご家族の健康を支えることが、結果として利用者さんの安心や健康にもつながっていく。
私はそこに、訪問看護の大きな魅力とやりがいを感じています。
利用者さん一人を支えるのではなく、その人が大切にしている家族も含めて、その人らしい生活を支えていく。これからも、目の前の症状や疾患だけを見るのではなく、「この方の生活にはどんな人がいて、どんな思いで支えているのだろう」と一歩踏み込んで考えられる看護師でありたいと思います。
そして、利用者さんとご家族のどちらか一方ではなく、ご夫婦、ご家族全体が健やかに過ごせるよう、そのご家庭に寄り添う訪問看護を大切にしていきたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺では、地域社会・環境・家族・利用者さんの生活・健康・笑顔をたもてるように支援します。
訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。訪問看護リハビリステーションたもつは、京都市伏見区・南区を中心に、訪問看護リハビリステーション山科では、伏見醍醐地域、山科区を中心に訪問させてい頂いております。
あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保
まつばやし
看護師
教育担当(看護師)
利用者様・ご家族様に寄り添い、住み慣れたご自宅で安心して生活が送れるように看護を提供していきます。
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