多角的な支援
選択肢を広げる関わりを
平田 和幸
2025年11月27日
管理者の平田和幸です。
新型コロナウイルス以降、自宅で過ごす時間が長くなるなか、何となく昼からビールやチューハイに手が伸びるという人が増えています。実は新型コロナ騒動の前から、同じように持て余した時間をお酒で埋め、その結果としてアルコール依存症に陥る人たちがいます。それが主に定年退職後の60~70代の男性です。
今日は定年後よりアルコール依存によって自宅に篭りっきりであった70代男性 A氏についてお話します。A氏は定年されてから数年間、毎日朝から飲酒、喫煙をされるという生活を繰り返しておられました。また、何もかもが面倒くさくなり長い間お風呂にも入らず、妻には暴言を吐くという日々でした。ただ、お酒だけは自分で近隣のコンビニに出向き購入されていました。
訪問看護介入当初は、上記の生活が続いていました。これまでの長い生活習慣から、いきなり禁酒を望むことは難しいため、清潔保持を中心に関わる方針としました。しかし、訪問の度に入浴を促しましたが、『また今度』となかなか入浴には繋がりませんでした。
もう少しA氏との距離を縮めようと、同じ境遇でアルコール依存から抜け出し、今はデイサービスで入浴や軽いリハビリをしている知り合いの男性の実体験を話す機会がありました。すると、その男性がアルコールから抜け出せたこととデイサービスというワードに大変興味を持たれました。しかし、できればどこにも通所せず自宅に篭っていたいA氏でしたが、ふと妻から某デイサービスにA氏の職場時代の後輩の方が定年後、スタッフとして働いていると話しをされました。それを聞いたA氏は『◯◯がいるんやったら行ってみる』と初めて自宅から出て通所する決心をされました。定年後から仕事という役割を失い、外部との交流が途絶えていたA氏がかつての仕事の同僚と会えるならと即決でした。
今では週に複数回デイサービスに通所し、入浴と大好きなカラオケを楽しまれています。また、デイサービスに行く事で飲酒機会も大幅に減少し、食事もしっかり摂れるようになり生活習慣が改善されています。A氏の行動変容に一番喜んでいるのは妻でした。『こんな日が来るなんて』と介護疲れのあった妻も訪問時に笑顔が増えました。
ふとした会話が結果的に長年、自宅で篭っていたA氏の生活を大きく変える形となりました。今回で言えばA氏はデイサービスの存在を知らなかった。しかし、利用者に適した介護サービスの選択肢を与える関りが日頃から無理強いする事なく行えていた。また、男性特有の通所先に知り合いがおらず、なかなか長続きしないが奇跡的に昔の同僚の方がその施設で働いている事を知り、外部交流の大きなきっかけとなりました。
このケースを通して感じたことは、利用者は介護保険で活用できるサービスや制度について知らない事がたくさんあるため、訪問した際に利用者に適した選択肢を説明させてもらい検討しつつ、充実した在宅生活が送れるように今後も意識して関わって行きたいと思います。

訪問看護リハビリステーションたもつでは、利用者さんとのコミニケーション・関りを大切にして、利用者さんの思いを言葉に出せるように支援しています。
訪問看護リハビリステーションたもつでは、京都市伏見区、京都市南区、山科区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
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統括所長 西谷 保
平田 和幸
看護師
統括所長補佐
管理者(京田辺)
利用者さんとそのご家族がご自宅で安心して過ごしていただけるように、常日頃から些細な変化にも気付けるように丁寧に関わらせて頂いています。
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