健康生活笑顔
利用者さんに向き合うこと
神原 正泰
2025年3月10日
療法士長の神原です。ようやく春の日差しが感じられるようになりましたね。今日は少し思い出話をさせていただきたいと思います。
少し前になりますが、京滋神経難病医療連携フォーラムに参加しました。内容は筋萎縮性側索硬化症(ALS)の地域連携についての講演でした。私も、コロナ渦からはじめての対面式の研修参加で、関連職種の方と交流する機会も持て大変有意義な時間となりました。講演を拝聴する中である患者さんのことを思い出しました。
20年以上前のお話です。私が社会人一年目の時に、病院内のリハビリで初めて担当をさせていただいた3名の患者さんのお一人が筋萎縮性硬化症を罹患されていたAさん(男性)でした。Aさんは病気の進行と共に人工呼吸器をつけておられ、病院生活を余儀なくされていました。当時は介護保険が始まった年であり、社会資源も乏しく、24時間痰の吸引が必要になるとご自宅に退院することが難しい時代でした。Aさんも高齢夫婦世帯で介護力が乏しかったですが、本人さん奥さんの不安を一つずつ解決し、病院と自宅を数週間おきに往復する形で在宅復帰することが叶いました。私が人生で初めて訪問リハという形でも支援させていただいたのもAさんです。
Aさんの在宅に帰るモチベーションになったのは、車でドライブに行きたいという「思い」でした。当時は介護タクシーなんてありません。Aさんはご自身でリクライニング車椅子のまま座れるリフト付きの車を購入されました。しかしここで問題があります。運転手がいません。今では考えられませんが、当時の上司と私で、運転手と介護者に分担してAさんとドライブに行ったりしました。また、休日返上してリハ科スタッフ数人と地域の保健師さんと連携し、他府県のALS患者会にTさんと一緒に参加したのも良い経験をさせていただきました。ちなみにこの時私は車中で2時間程度、中腰でAさんの不安定な頭部を支え続けたのもいい思い出です。
現在は、当時と比べれば、社会資源は多くあります。しかし、Aさんとの関わりのように、利用者さんの「思い」に純粋に向き合ってがむしゃらに支援するのも難しい時代になっていると感じます。私はこの頃に、利用者さんと向き合うこと、作業療法士という仕事に真摯取り組むことを学ぶことができました。Aさんや当時の職場仲間には本当に感謝しています。
今、私はALSに罹患されている利用者さんに訪問させていただいています。当時より知識も技術も経験もありますがそれだけでは不十分です。初心を思い出して利用者さんの「思い」に寄りそい、利用者さんの健康生活笑顔をたもてるよう支援していきます。

訪問看護リハビリステーションたもつ(伏見)では、京都市伏見区、京都市南区、山科区、東山区を訪問しています。あらゆる疾患に対して、24時間365日体制で訪問させていただきます。訪問看護訪問看護リハビリステーションたもつ京田辺 は、京田辺市、城陽市、井手町、宇治田原町、精華町の訪問体制を更なる構築したいと考えています。スローガンではなく、実際に活動できる実績のあるステーションとなったと自負しています。
2025年4月以降の看護師・言語聴覚士・理学療法士・作業療法士を募集しています。在宅看護に興味のある方は募集要項にありますメール・電話にて連絡お待ちしています。楽しく、明るく、質の高い看護を提供しましょう。業者を通さず、ホームページからの直接メールまたは電話での採用時は、就職祝い金5万円を支給します。遠慮なく連絡ください。6ヶ月後基本給をアップさせて頂きます。(業者を通したときは給与形態・時間給・給与減少・福利厚生が大きく変わります。)
統括所長 西谷 保
神原 正泰
作業療法士
療法士長
臨床一筋20年以上目の前の利用者さん、患者さんとの直接の関わりを大切にして きました。3つのSを実践できるよう日々邁進しています。
(1)Speciality(専門性)リハビリ専門職として確かな知識、技術で利用者さんに とって最良の生活を目指して支援します。
(2)Sympathize(共感)共に笑い、喜び、悲しみ、泣くことで利用者さんの心に 寄り添います。
(3)Spiritual care(スピリチュアルケア)利用者さんの信念、心情を大切にし、 その方の生き方を支援します。
一覧にもどる

